2009/10/21

待望のVOLKSWAGEN POLOが発売された

GOLFⅡの頃までは、POLOのマスクは兄貴譲りだったので、GOLFと同じくらい取っ付き易そうなイメージがあった記憶がよみがえった。しかし最近までは、異母兄弟以上にマスクが似ても似つかない、顔が違っていた。だからこれが、私がPOLOを敬遠していた理由の一つでもあった。しかし、今回は違うね。好感度120%だね、こりゃ。兄貴譲りの精悍なマスクを取り付けちゃっては、細い路地もスイスイ走りそう、高速道路もグングン走りそうな感じがしてきた。POLOは小型車といえども、ドイツ仕様を日本に持ってきたのだから、日本の道路では、多少もてあまし気味かもしれないが、走行安定性の高さと、人間工学的な作りの精緻さ加減は十分楽しめるんじゃないのかなぁ。人によっては、つまらなさ過ぎって言うかも知れないけど、小型のくせに、意外とカッチリ感、ドッチリ感があって、私にはたまりませんですぅ。

以下、記事をコピーしてみた。(文=生方聡)

(文=生方聡)
■ コンパクトカーの雄「フォルクスワーゲン・ポロ」がフルモデルチェンジフォルクスワーゲン・グループ・ジャパンは2009年10月20日、フルモデルチェンジした「ポロ」を発表、2009年10月31日から販売を開始する。
■“かわいい”から“かっこいい”に
2009年のジュネーブショーでお披露目された、本国では5代目となる「フォルクスワーゲン・ポロ」が日本上陸を果たした。コンパクトカーの雄として、1975年の登場以来、世界中で1060万台以上、日本でも、15万台が販売されたフォルクスワーゲンの人気モデルである。
これまでのポロは、コンパクトなサイズと愛らしいスタイリングが受けて、オーナーの7割が女性であったが、新型はフロントまわりを一新して、“かわいい”から“かっこいい”デザインに変身。女性だけでなく男性にも強くアピールするクルマとなっている。インテリアは質感の向上に力が注がれ、その仕上がりは兄貴分の「ゴルフ」に迫るほど。さらに、デュアルクラッチギアボックス「DSG」を搭載し、同じ排気量の旧型に比べて約29%の燃費向上を図るなど、大きく魅力を増した。日本で販売されるのは、1.4リッター自然吸気エンジンを搭載する「ポロ1.4コンフォートライン(5ドア)」の1モデルで、価格は従来と同じ203.0万円。1.2リッターTSI(=直噴ターボ)エンジン搭載モデルは、2010年の中頃に追加の予定である。

■全長4m以下、5ナンバーサイズを維持
新型「ゴルフ」や「シロッコ」の弟分らしく、水平基調のフロントグリルやシャープなヘッドライトによって、精悍なフロントマスクを手に入れた新型ポロ。先代に比べると一気に存在感がアップしているが、実際にはボディサイズは全長3995×全幅1685×全高1475mmと、全長80mm、全幅20mmの拡大にとどまり、全長4m以下、5ナンバーサイズを維持した。
サイドビューは、先代同様、6ライトのサイドウィンドウを受け継ぎ、極太のCピラーが自慢のゴルフとは一線を画するデザインとした。サイドドアモールは廃止されたものの、シャープなキャラクターラインのおかげで、引き締まった印象を受けるのも新型の特徴。そして、リアにまわると大きなテールゲートに食い込む角形のテールライトが、新型ポロの個性を際だたせている。
さらに印象的なのがインテリア。フォルクスワーゲンらしいシンプルさを貫きながら、ダッシュボードやセンタークラスター、メーターパネルなどは、上級モデルのゴルフに引けを取らないほど美しく、高い質感でまとめられている。メーターのイルミネーションは、最新のゴルフなどと同様、ホワイトに変更された。

■フォルクスワーゲンきっての低燃費車に
新型ポロの特徴として見逃せないのが、パワートレインの変更である。ポロ1.4コンフォートラインに搭載される1.4リッター直列4気筒エンジンは、排気量こそ1389ccと旧型と同じだが、最高出力は5ps増えて85psに向上(最大トルクは13.5kgmと従来どおり)。これに組みあわされるトランスミッションが注目で、ついにポロにもデュアルクラッチギアボックスの7段DSGが採用された。その結果、燃費が大幅に向上。旧型の13.2km/リッターに対して、新型は約29%アップの17.0km/リッターを達成した。日本で販売されるフォルクスワーゲンとしては過去最高の低燃費であり、平成22年度燃費基準を5%以上上回る値となった。
一方、すでにゴルフなどでおなじみのTSI、すなわち、過給器付き直噴エンジンは、残念ながら今回は間に合わず、1.2リッターTSI(105ps)は2010年中頃までおあずけとなる。
サスペンションは、前マクファーソンストラット、後トーションビームと、従来と同じ形式を採用。ただし、前後ともトレッドを拡大し、また、フロントのキャスター角を大きくするなどして、操縦安定性を高めた。タイヤは185/60R15を装着。ステアリングは、従来どおり電動油圧式を採用するが、ソフトウェアの変更などによって、フィールの改善を図ったという。

■荷室容量は通常状態で280リッターで、先代より10リッター増した。
■ユーロNCAPで5つ星を獲得
全性については、他のフォルクスワーゲン車同様、横滑り防止機能のESPを標準装備したほか、フロントエアバッグ/サイド(前席)/カーテンの計6個のエアバッグを搭載。さらに、軽量・高剛性ボディなどにより、ユーロNCAPで最高ランクの5つ星を獲得している。
装備もますます充実が図られ、携帯音楽プレーヤー対応のCDデッキ「RCD310」をはじめ、平均/瞬間燃費、平均速度などが表示できるマルチファンクションインジケーター、セミオートエアコンなどを標準で搭載。リアシートは6:4の分割可倒式を採用。ダブルフォールディング方式により、荷室拡大時にはフラットなフロアが出現する。
このように、デザインだけでなく、燃費性能や装備の点でも、旧型から大きく踏み出した新型ポロ。これだけ立派になると、ゴルフを脅かす存在になっても何の不思議もなく、フォルクスワーゲンとしても“痛し痒し”というところだろうが、われわれにとっては、ポロのような魅力的なコンパクトカーが街に増えるのは大歓迎!今後、エンジンだけでなく、モデルの“ダウンサイジング”も進みそうだ。


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