2021/08/30

食育x腸内細菌の関係=学力アップ?

腸内細菌を大事にしないと、宿主の命をも危険に晒される…ということを前回お伝えしたので、今回はテレビ番組の前編の内容をお伝えします。

動物は腸に住んでいる細菌に行動を操られているとか、細菌のいろいろな仮説が実験で検証されてきている。

人の細胞は67兆、人に住む細菌は100兆、圧倒的に細菌が多い。

地球上で最も古い存在、どんな環境でも生きられる、火山の高温、硫黄環境、無酸素…空気中の細菌が核となり水蒸気があつまり、雨となって地表に落ちる、地球上に細菌のない所はない。つまり、無酸素環境である腸内でも生きていける。

ショウジョウバエは、76%が同じ腸内細菌を持つパートナーを選択する。
※ショウジョウバエは人と同じ腸内細菌をもつので、人の代わりにモルモットとして利用されている。

パプアニューギニア高地人の食事はサツマイモだけなのに身体は筋肉質であるのは、でんぷん質をたんぱく質に変える、窒素固定菌を腸内にあり代々受け継いでいるから。これは土を食していたのではなくて、偶然、自然界の細菌が体内に取り込まれた。

海外では産道を通らない帝王切開で生まれた赤ちゃんには、母親の便をミルクに混ぜて、腸内環境を改善している、でも日本人は体から出たものを悪、汚らわしいものとしてとらえているから抵抗ありだろう。

病原性大腸菌などが体内に入ると、細菌が宿主に指令を出して、攻撃、排除(排泄)させる。

アスリートには筋肉疲労で生じる乳酸をぶどう糖に変える腸内細菌を保有している、なので極限の疲労状態でもエネルギーを生成してパフォーマンスを発揮することができる(後編)。

等々、納得させられ、興味深い話ばかりですが、
日本には直感的な判断は脳よりも腹が担っているであろう言葉が存在する。腹を立てる、腹を割って話す、腹の虫が収まらない、腹を据える、腹黒い、などなど、こういう表現は本質をついているとしか考えられなくなった。
近年問題となっている学校で子供たちが授業中に勝手に席を立ってしまう、チョロ助※淳たちの頃にも存在しましたが、彼らの多動、異常行動、など発達障害とが、実は食事由来かもしれないということがわかりはじめ、以前から食育に力を入れているのも、腸内細菌をのためなのかという気がしてならない。その要因として、冷凍食品、加工食品、輸入穀物に含まれる殺虫剤・除草剤・保存のための防腐剤・添加物が腸内細菌を排除してしまうからとも番組内容から推測できる。
腸内細菌というアプローチで人間考察するものありだが、それよりも、人は自分の食べる物を選択できる存在だが、腸内細菌にとって宿主にとってより良い食べ物は、かなり限定されてくるというのを再考させられる番組でした。

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