2012/08/07

なんちゃって中年トライアスリートの初挑戦~たかはらやまトライアスロン2012 51.5km~

準備の最中は楽しいものだ。小学校の遠足の前の日のようだ。

ゴール間際の最後のランでなんとか取り出せたデジカメ。
ゴールまで上り坂が続くよ。
お疲れ様、こちらは、通販限定BOARDMAN TEAM。


暫くの間綴るのを休んでいたが、自分自身の中の大きなうねりが起こったのでキーを叩かずにはいられなくなった。つまり、新ネタ登場という訳だ。

2012年8月5日(日)、この日の体験を自分の歴史の新たな1頁として付け加えさせて欲しい。たかはらやまトライアスロン2012年51.5km完走を果たしたからだ。初挑戦にしては見事な快挙(!?)だと自画自賛してもいいのでは。人は老いるものだ、しかも年齢とともに時間がどんどん加速し続けている、同時に体力の衰えも感じずにはいられない。特に、近年気が抜けないのは、季節の変わり目で、気管支系やら耳鼻咽頭系やらが不調を訴え始めると、数ヶ月もの間、苦しい症状に耐えなければならなくなっていたことだ。ある年の夏、咳が止まらず悪化の一途を辿っていた頃があったが、それはフィットネスとは無縁な30歳台後半のことであった。学生時代に鍛えていれば話は別だが、自分は子供の頃から体育苦手な性分で、さらに運動音痴のダブルパンチで、中年における不要な体重増加を加速させていたのだった。言い換えると、それは体重の絶頂期、体力的には絶不調ともいえる。近年の健康診断項目の一つであるメタボ指標は、自分にとって、ある意味、肥満の自覚を促す目的としては功を奏していたと思える。この指標がなければ、何もしないで過ごしていたに違いなかったろう。トライアスロンというのは、参加してタイム云々とかが目的ではなくて、自分自身をメタボから遠ざけるための手段の一つに過ぎないと思っている。健康維持を目的としたいということならば、健康度合いを何かの競技で時間とか距離とかの尺度で計れるようになったら、日々の倦怠感を感じないでいられないフィットネス通いにも、何らかの多少のスパイスを加えられるようになるに違いないと思ったのだ。下のグラフは競技別順位とスプリット順位を示す。所詮数字なので意味はないが、総合タイム2°44′13″(Swim26′00″、Bike1°27′14″、Run50′59″)を残せた。そもそも酷暑の下での完走を果たせたのも、ボランティアさんによる沿道応援を受けられたからだったと確信している。20thたかはらやまトライアスロン大会よ、すばらしい感動をありがとう。

http://www.geocities.jp/takaharatriathilon/files/12olympic.pdf


2012.8.16追記 
2012.8.5(日)
3:30 外は真っ暗だったが、起床して給水、シャワー水を準備した
熱中症対策として岩塩1g/リットル入りポカリスエット1.5L×2本、保冷剤代わりの冷凍ポカリスエット1.5L×1本、体を冷やすためのプラスチックボトル(4L)冷却水を用意した。
4:00 自宅出発
4:30 すき家西那須野4号線にて朝食を取る。うな牛並の生卵味噌汁セット(\950) 頭痛対策のバファリン2錠を服用する。こんな時間帯でも若者客が結構出入りしているもんだ。ここを出る頃には空が明るみを帯びてきた。空一面が雲で覆われていた。
5:00 矢板市総合運動公園到着し、駐車場に車を停め、自転車を出して、前輪を組み付けた。ギアをスタート位置に戻した。この時間帯は、運営スタッフさんたちが、朝礼をしていた。空は相変わらず、雲が多い。例年晴れの酷暑の大会と聞いていたが、運良く曇りとなってくれるのか。到着した車は僅か4台程度しかない。
6:00 グランドの芝生にて軽く自己流ストレッチと1周歩き、日焼け止めを体に塗る。
6:30 受付してTシャツとマグカップを受け取り、両腕にナンバリングしてもらう。足には書かれなかった。オイルのせいでうまく油性インクが肌を滑らない。自転車をトランジッションに移動する。足場パイプにはそれぞれのナンバーが記されている。へぇ~、どこでも置いていい言い訳ではないのだね。
7:30 荷物をトランジッションに移動させる前に、ウェアに着替えねばならない。ウェットスーツは持ってこなかったから、木曜日に到着したばかりのトライスーツにするか、それとも、チェック柄ボックスショーツにするか非常に迷う。記念すべき初挑戦ということもあり、記録よりも格好にこだわろう。好みのAussiebumのボックスショーツで、楽しんじゃおうか。8時の開会式前にプールでアップしておこうと足を運んでみると、右を見ても、左を見ても真っ黒々のウェットスーツ姿だらけだったぁ~。ボックスショーツは目立ちすぎるかも~。(笑)
8:00 開会式が始まる。20年目の重みが感じられる式典なのだね。前半のゼッケンが、先スタートとなる。
8:25にスタート合図が鳴った。5秒おきに2人づつスタートしている。プールに人が飛び込んでいくにつれて、水色のプールが黒のウェットで埋め尽くされていった。ウェットでは遠巻きでビデオ撮ってたりする人、子供ら家族には見つかりにくいだろうね。自分のスタート番がやってきた。やっぱ夏の屋外プールって最高!一人で泳ぐよりも、大勢で同じ方向に泳いだほうが、水流が生まれ抵抗が少ない分、少し速く泳げそうだ。300m毎に、100円ショップで買った髪結い用のゴムを左手から右手に移し変え、周回数をチェックした。
水から上がって26分過ぎ、ビーチサンダルを履いてバイクコーナーに向かう途中に、タンクトップを着収めた。バイクシューズは持っていないので、靴下、ランシューズ、ヘルメット、サングラス、初心者マーク入りゼッケンベルトを身につけ、目指すは、10km登坂路の先のダム湖に向けて2往復だ。バイクを走らせると空はいつの間にか太陽がさんさんと照りつけてきた。暑い、息が上がる。沿道には大会Tを着た住民ボランティアの方から応援をもらった。バイク20kmを過ぎ、30kmを目指している途中、心拍数が異常なまで高まった、170B/Mは超えていたかも。バイクゴールを目指す下りの最中に、SHOTZを喉に流し込んだ。頭から水をかけた。それでも汗は止まらない。
炎天下の10kmランは未体験ゾーンであった。水分補給とスポンジは欠かさないよう心がけたのが災いして、腹が水で満たされ過ぎて苦しい。(笑)それでも暑さで棄権するよりはましだろう。それにしても、バイクで使い切った足は、容易に前には進まないことがわかった。暑さの影響で、もーダラダラ。ゴールは作り笑顔で幕を閉じた。
トライアアスリートの中には高い授業料を払って、トライアスロン講習を受け、それなりの成績を収めている人もいれば、自分みたいに、ランも泳ぎも自己流、自転車に至ってはネット通販で買って2ヶ月足らずで、実践練習もままならないでエントリーする、なんちゃって中年アスリートもいる。だがしかし、出場したからには、是々非々でも、たかはらやまトライアスロンを完走したいという目標は参加者全て皆同じなんだよね。

2012.9.1 写真と記録証が郵送されてきた


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